高橋ダンのゴールド投資論
Gold is the Answer!
Gold is the Answer!
日本は少子高齢化社会が進んでおり、今までより経済成長が鈍化し、従来のように国や会社に守ってもらえることが難しくなります。
老後資金の不足は投資で補うことが最適解であり、究極の安全資産である金への投資を選択肢に含めなければいけません。
市場のあらゆるデータが「Gold is the Answer!」という結論を示しています。
金は不況に強い
金は、過去に経験したことがないような強烈なクラッシュに対して、資産を守る「保険」になります。
コロナショック時にはあらゆる資産が暴落し、S&P500は1か月間で35.4%も下落しました。
特定の商品だけではなく、あらゆる商品が売られ、値下がりするのがクラッシュの特徴です。
下記のチャートは、2020年のS&P500とゴールドの価格推移を表しています。

(出典:Trading View)

(出典:Trading View)
S&P500は約半年かけて株価をコロナショック前の水準に戻しましたが、ゴールドは約1か月でコロナショック前の水準を超えています。
「有事の時の金買い」という言葉がある通り、市場が荒れると金は値上がりする傾向があります。
例えば、年金暮らしをしており、日々資産を取り崩している方が株式などのリスク商品だけに投資をしていると、クラッシュによって生活基盤が揺らぎます。
だからこそ、ゴールドの様な安全資産をポートフォリオに組み込むことによって「保険」を掛けることが重要です。
金はインフレに強い
日本は長らくほとんどインフレを経験してきませんでした。
しかし、コロナショック以降インフレは加速しており、2025年7月現在インフレ率は3%を超えています。

(出典:Trading Economics)
インフレとはモノの価値が上がり、現金の価値が下がることです。
金は需要が高く、供給量も限られていることからインフレに強い投資先です。
現在の金価格は安い
金は値上がりする可能性が高く、5000ドルまで上昇すると考えています。
金価格は米ドルと「逆相関」の関係にあります。

(出典:Trading View)
赤と緑のチャートが金価格、紫のチャートが米ドル指数です。
多くの場面でドルが上がれば金が下がり、ドルが下がれば金が上がっています。
ドルと金が逆相関で動くという点を踏まえると、今後の金価格を考えるうえで、ドルの値動きを見ることが大事といえます。

(出典:FRED)
上図は、アメリカのマネーサプライ(米ドルの供給量)を表しています。
マネーサプライが増えるほど、相対的に米ドルの価値は下落しやすく、金価格は上がりやすくなります。
チャートから読み取れる通り、マネーサプライはここ数十年増加傾向が続いています。
今後もマネーサプライが増加していくことが予想されるため、金価格も上昇していくと予想しています。
ポートフォリオの構成
ポートフォリオの配分には「これ」という正解はありませんが、私が個人的に最善だと思う配分を紹介します。
投資可能な資金の10~30%を短期投資用、70~90%を長期投資用として割合で分けます。
長期投資用の資金を以下のように分けてポートフォリオを構成します。

私なら、コモディティの3分の1をゴールドや関連する商品に投資します。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「金投資って面白そうだな」、「少し買ってみようかな」と思ってくれる人が増えるきっかけになれば嬉しく感じます。
大事なのは「始めてみること」と「続けること」です。
金への投資については、商品CFDで取引が可能です。
取引の基本については、トレード用語と取引の基本をご参照ください。